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どうもNOEです。
今回は、もういい加減やめといたら、、、、というビジネスをご紹介します。
今でもやっているなら、本当にやめといたほうがいいです。
この記事の目的
・このビジネスはやめとけ
目次
もう目を覚まして、、、、
このビジネスはやめとけ
単刀直入に言うと、いまだにやってる人が居るなら、絶対にやめといたほうがいいビジネスがあります。
ヤフオク無在庫
メルカリ無在庫
です。
システム的に難しくなって、数か月たつので、さすがにゴリゴリやってる人はほとんどいないと思いますが、まだしぶとくやろうとしている人が居るなら、本当にやめたほうがいいです。
このビジネスを知らないよという方のために説明します。
色んな例があるのですが、一例を出して説明すると
①手元に商品がない状態でAmazonに在庫がある商品をヤフーオークションに出品します。
②手数料を引いても、利益が残るくらい価格を上乗せしておきます。
③ヤフーオークションで売れたら、Amazonから直送します。
と、いう一連のステップでお金が入ってくるという流れです。
え、そんな簡単なことでお金が入ってくるの！？
と、知らない方は思われるでしょう。
そうなんです。
入ってくるんです。
いえ、もう過去形にはなるんですが、これが成立してた時代があったんです。
実際、僕もやってた時代があるので、良く知っています。
なんなら、この手法が生まれた最初期にやっていたので、その効果は良く知っています。
最初の頃なんてすごかったです。
一日出品するだけで、一日に50件とか売れてました。
でも、今は絶対にやめておいてください。
そもそもなぜ売れるのか？
どうしてやってはいけないか？の前に、このモデルはとても考えて仕組みを知るのにはビジネスの基礎にかかわるので、ちょっと考えてみましょう。
僕は、知り合いにこのモデルを教えてもらったのですが、どうして、これが利益になるのかとても不思議でした。
それは、自分が出品する側だからです。
つまり、ヤフオクの相場も、Amazonの相場も知っているから、どっちが安いかもよく分かっています。
しかし、これが世の中の面白いところなんですが、世の中には、ヤフオクでしか買い物をしない。Amazonでしか買い物をしないという人が結構います。
ヤフオクなんて、オークションという性質上、面倒だし、メインの買い物をする場所ではないだろうと僕なんかは思ってしまいます。
でもヤフオクは歴史も長くて、本当に昔から使っている人が沢山います。
安いものが売られているという固定観念があるので、ユーザーはわざわざ同じ商品を、Amazonや楽天のようなサイトと比較しないんですよね。
なので、少々の価格差があっても、いいものがあれば購入される。
これは、情報の歪みを利用しているんですね。
お客様や、僕ら消費者は、市場の価格を全て知ることが出来ません。
だから、同じ商品であっても、売られている場所や、売り方で、全然売れたりする。
簡単な例を出せば、町の中でAという店で野菜を買って、帰り道にBという店を見かけて、同じ野菜が、Bの店の方が安かった。。。
こんなことよくありますよね。
それで、Aという店に文句をいう人はいない訳です（たまにいますが）
この事は、とても大切なことなので、覚えておいた方がいいです。
ビジネスは基本こうやって成り立っているものもたくさんあります。
そういう意味では、ヤフオクの市場とAmazonの市場の間の情報の歪みをうまく利用したモデルだったと言えます。
仕組みを知る上では学びもあります。
あるんですが、、、、問題だらけなんですよね。
何が問題か
そもそも規約違反
そもそも、ヤフーオークションは、手元に商品のない状態で出品してはいけません。
規約違反なんです。
あまりにも、この無在庫転売が流行りすぎました。
そうすると、同じ商品が、ありとあらゆる人が出品しているような状態になり、ヤフオクで物を買いたいという人が、ものすごく商品を探しにくいという状態になります。
想像してみて下さい。
色んな出品者が、同じ商品を出しまくって、画面いっぱいに同じ商品画像が並んでる状況を。
なので、ヤフーオークション側は、取り締まります。
具体的には、アカウントを出品制限にしたり、停止措置をしたりすることです。
しかし、出品者側はめげません。
ここから、ヤフーオークション側と、出品者側の熾烈ないたちごっこが始まりました。
ヤフオク無在庫の歴史
こういう情報を有料で、しかも結構な金額でいまだにコンサルと称して売っているような人もいるので、ざっと仕組みを書いておきます。
仕組はとても簡単です。
まず、ツールを使って、Amazonの商品データ、画像を何万件と集めてきます。
そして、それを何らかの形で、ヤフーオークションのフォーマットに変換します。
雑にやる人もいれば、丁寧にやる人もいます。
ヤフーオークションは１アカウント3000件まで出せるのですが、無在庫の性質上、何が売れるかはわかりません。
なので、アカウントを10個くらい運用するために、複数のアカウントを作成します。
銀行口座、クレジットカードも、アカウントの数だけ要します。
複数アカウントを作るためには、アカウントの数だけ電話番号が必要です。
なので、格安SIMを契約して、アカウントを作る時にSMS認証のためだけにSIMカードを使います。
そして何らかのツールを使って出品します。
後は、勝手に売れていくんですが、そんな気楽なもんでもありません。
ヤフーオークション側はこの動きを取り締まりたいので、無在庫と思しきアカウントを出品制限にします。
なぜか、以前は、一気に無在庫っぽいアカウントが全部出品制限になるというような措置を取られなかったので、出品制限された分のアカウントをまた作り直します。
出品者としては、いつ、今のアカウントが使えなくなるかと戦々恐々です。
ね、結構、壮絶でしょ？
ものすごいいたちごっこがありました。
そんなことしてまで。。。。と思うかもしれませんが、一回作った商品データで、出品するだけで、一日数万円が入ってくるというのは、あまりにも、魅力的です。
一回これをやってしまうと、中々抜け出せません。
もちろん、規約違反だとかは100も承知です。
しかし、ビジネスはビジネスです。
ものすごい沢山の参入者と、その手法を売る自称コンサルタントが山のように生まれました。
ヤフオク無在庫のバリエーション
こうなってくるとどうなるかというと、様々な抜け道を考えるようになります。
Amazon→ヤフオク
となると、写真はAmazonのものを使います。
そうすると、とても特徴的です。
なので、メルカリやヤフオクの、「同じ商品なんだけど、いかにも個人が出しているような写真」を見つけてきて差し替えるという方法が出てきます。
これを、「ヤフオクのアカウントが停止されなくなる最新の方法」と称して、10万円～20万円で販売する人も出てきました。
えっぐ、、、、、
でも、ヤフオク無在庫の実践者は必死なので、これに群がります。
もう、地獄絵図ですよ
さらに、仕入れ先を変えて、この仕入れ先なら無在庫と疑われず安定的にビジネスができる！！！といううたい文句で 別のコンサルタントも出現しました。
Aliexpreessという中国から日本に直送できるサイトとヤフオクをつないだり
eBayという海外のオークションサイトと、ヤフオクをつないだり
いろんなバリエーションが出てきました。
このバリエーション毎に、コンサルタントと称する人たちが情報発信して、30万円とか結構な金額を取っているんですよね。
ちょっと僕も、その中を見たことがあるので、良く知っています。
もちろん、安定的にヤフオクが運用できるなんて、嘘です。
たまたま、数週間、アカウントが出品制限にならなかっただけの話です。
マジでしょうもない嘘を余裕でつく人がたくさんいるのが、インターネットビジネスの自称コンサルタントです。
本当に、インターネットビジネスの業界の闇の部分が簡単にのぞき込める感じです。
終焉
さて、ヤフオク、メルカリの無在庫ビジネスは終焉を迎えることになります。
メルカリは動きが早かったです。
ちょっとでも業者と思われるような動きのある、短期で大量に出品するようなアカウントを徹底的に潰し、SMS認証でしかアカウントを作れなくなりました。
ヤフオクはかなりメルカリよりも動きが遅く、数年間かけて、
アカウントを作りにくくする
ヤフオクに一括で大量に出品できる無料のツールを使えなくする
ヤフオクに一括で大量に出品しても、出品した商品そのものが検索されなくなるようにする
怪しいアカウントはすぐに出品制限にする
など、の措置が取られました。
事実上のビジネスモデルの崩壊です。
今年の春ごろにはほぼ、こういう状況になったと僕は認識していました。。。
闇の奥
ここで話は終わりません。
自称コンサルタントが、いまだに、
小数出品なら大丈夫
とか
少数でも稼げる方法
とか
抜け道を教えます！
とか、やってるんですよね。。。。
ヤフオク無在庫のモデルが崩れ出した今年の初めに、「ヤフオク無在庫で安定的に月収100万円を狙える手法！」
という内容で、数十万円の高額商材を売っている人が居ました。
その中の状態を見れたんですが、
もう、明らかに手法が崩れて、全然ダメになっているのに
受講生が、
「今日もアカウントつぶれました」
「あきらめずに頑張ります！」
「まだ細々ですが、やってます」
「どうしたらアカウントつぶれにくくなりますか」
「明らかに無在庫のアカウントなのに3000件くらい出しているアカウントあるので、希望あります」
とか、チャットに書き込まれてて、いたたまれなくて、涙で画面が見えなくなる勢いでした
神経をすり減らしながら、ほとんど稼ぐことさえできない。
もう、割に合わなさすぎです。
こうなっても人は中々辞めることが出来ないんですよね。。。。
本人たちも必死ですが、コンサルタントは当然責任なんて取れるわけもなく、無責任にあおって、最後は何もコメントしなくなりました。
本当に、ひどい、、、、
頑張るところはそこじゃないですよ。。。。
今もこんなことをやっている人が居たら、こう声をかけたいです。
もう、止めたら。。。。と。
問題の本質
このモデルに手を出してはいけない、もしくは、手を引くべきなのは、規約違反だからというのもありますが、本質てきにもっと大きいことがあります。
それは
何の資産も残らない
これです。
年単位でビジネスをやっても、本当に、何の資産も残りません。
あまりに簡単に稼ぐことが出来るので
商品データも作っても、それを出せなくなったら無価値
ビジネスについての知識が残らない
ビジネスの経験も身に付かない
本来、それだけの時間を使えば構築できたはずの収入減の機会を損失している
ここが明らかにとても大きいです。
実際にヤフオク無在庫をやっていた時期があるので、身にしみてわかります。
頑張るのは、ヤフオク側がやるなと言っているヤフオク無在庫ではなく、もっと、安定的で、ビジネスとして長期的に出来るものです。
同じ時間と労力をかけるなら、そっちにしませんか？
明らかに沈んでいる泥船にしがみついて、いつか浮上するかもなんて淡い希望を信じて、窒息するまでやり続けますか？
これと同じようなビジネスもあるでしょう。
きちんと考える時を逃してはいけません。
ダメだと思ったら、逃げるのも勇気です。
まとめ
今回は、絶対に手を出してはいけないビジネスについて、紹介しました。
こんなのがインターネット上にはゴロゴロあります。
気を付けていても避けきれるものではありませんが、なるべくこういうのとは関わらないようにしていきたいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
P.S.
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